便秘に効く乾燥マンゴー

便秘にいい食べ物はいろいろとありますが、その中の一つ乾燥マンゴーを紹介します。食べ物を乾燥させると旨味成分や栄養が凝縮され、日持ちもするので、しいたけや切干大根、ドライフルーツなど、様々な食品を乾燥させて食べますね。

便秘によく効くと言われる乾燥マンゴーも、たくさん栄養が含まれています。乾燥マンゴーだけでなく、ドライフルーツ全般に言えるのですが、乾燥させることで食物繊維も皮ごと摂ることができるので少量の乾燥マンゴーでもたっぷりの食物繊維を摂れ、便秘にはとてもよく効くのですね。

それに乾燥マンゴーだけでなく、ドライフルーツの食物繊維は腸を刺激して便秘を治すほかに、コレステロールを抑えたり、血糖値が上がるのを止めたり、体内の塩分を抱きかかえて排出させる働きがあるので血圧を下げる役目もあります。

妊娠中の便秘、普段から下剤や浣腸を常用して却って便秘になってしまった人など、薬には絶対頼りたくないときは、乾燥マンゴーを食べると便秘が治るだけでなく、貧血になりやすい妊婦にぴったりの栄養であるカルシウムや鉄分、マグネシウムなどのミネラルが豊富なので、あらゆる問題も解決できてしまうのでは？

もしも乾燥マンゴーとなると少し抵抗を感じるようであれば細かく刻んでシリアルやコーンフレークに混ぜ、牛乳をかけて食べるとか焼き菓子に混ぜて作るなどの工夫をしてみたらいいでしょう。

便秘は、水分、運動量、それに食事量や食物繊維が足りない他、腸の動きなどが要因となって起こります。そんな便秘を解決するのに、バナナが良いというのはよく耳にすることでしょう。では、具体的にはバナナの何が有効なのでしょう。

便秘になる様々な要因の一つ、食物繊維の不足を解決するのに、バナナはとても適しています。セルロースとペクチンという二種類の、便秘解消に効果的な食物繊維がバナナには含まれています。セルロースには水に溶けにくく、便の容量を増す働きをしてくれます。

便の容量がセルロースによって増すと、程よく腸が刺激されて、便意を起こしてくれるのです。一方、同じ食物繊維でもペクチンは水溶性のもので、水分を便に与えて、排便を好調なものにしてくれます。また、まだ青い、熟していないバナナは、バナナはバナナでもより便秘解消に有効だとされています。

乳酸菌などといった善玉菌は、バナナに含まれるオリゴ糖をエサにするので、そのため腸内環境が正常化されて、スムーズな排便に至ります。このオリゴ糖は、熟していないバナナの方が、胃や小腸を通過するときも消化されにくく、大腸まで届く確率が高いのです。便秘解消をより効果的にするには、まだ青い、熟していないバナナを食べるのが望ましいでしょう。