妊娠中の便秘解消法
女性ホルモンが便秘になりやすくしているということをご存知でしょうか。一般的に女性に便秘になる人が多いのはそのせいです。特に妊娠中に便秘に悩む女性は多くいます。妊娠中は普段より女性ホルモンの分泌量も増し、中でも妊娠中に重要な役目の黄体ホルモンは大量に分泌されます。
この黄体ホルモンも排便のための腸の動きを鈍くし、便秘をしやすくするのです。妊娠中は、妊婦のお腹が大きいことで運動がしずらく、体調によっては運動が出来ない女性もいることでしょう。運動不足で腹筋が衰えることは腸の蠕動運動にも影響を及ぼし、排便に支障をきたします。
また、妊娠中期以降になるとお腹もだいぶん大きくなり、腸が子宮に押されてますます腸の動きを鈍くしてしまいます。妊娠中の便秘はある程度仕方の無いことですが、改善するにはいつもより気をつけて食物繊維を摂るようにして問題を解決しましょう。特に妊婦になった場合は、初期の段階で海藻やきのこ類、根野菜などを積極的に食べることです。
妊婦の体調に問題がないようであれば、ウォーキングなどの運動も少し行うようにすれば、便秘解消に役に立つでしょう。どうしても便秘が解消できないようであれば、妊娠中は市販の薬というわけにはいきません。産婦人科に相談すれば薬を処方してくれるようですので、妊婦の方は初期の段階で訊ねてみてはいかがでしょうか。
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高齢者の便秘
65歳以上の高齢者は約半数が便秘ぎみだそうです。高齢者になると運動能力が低下するので、便を出す腸の働きも弱くなります。また、食事摂取量も減るので、便を押し出す力も弱くなり便秘になってしまいます。
高齢者の便秘が慢性的になってくると、今度は下剤や浣腸に頼ります。これがまた腸の機能の低下に結びつき、便秘が余計ひどくなると言われています。これでは便秘の悪循環ですね。では老人の便秘はどうしたら改善されるのでしょうか。高齢者だけではなくて誰でももちろん、食事と運動が便秘には一番大切です。
年をとり、老人になっても食物繊維、水分を充分に補給しましょう。中には利尿作用のある薬を服用している高齢者もいると思いますが、そんなお薬を服用しているならなお、水分を補給し便が硬くなるのを防いでください。
歯も弱ってなかなか硬いものは食べられないと思いますが、ビフィズス菌やオリゴ糖の入ったヨーグルトなどから始めて、時間がかかっても少しずつ繊維のあるものを噛むようにしてあごの力をつけるのもいいですね。寝たきりになる前にまずはそういった心がけで高齢者の便秘を自力で治せるとよいですね。
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